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ゆっくり過ごすことだけが良いとは限らない

自分達が現場で仕事をしていると、今この瞬間が輝くステージなんだ!!
って思い、煌くステージをいつまでも見て欲しいと思ってしまうのが理美容師の性。

確かにヘアを作ることが我々の本質たる仕事。この姿は見てもらいたいって思うのは間違い無いでしょう。

昔こんなことがありました。

「お客様には少しでも長くサロンを楽しんでもらいたいので、ゆっくりした時間を過ごして欲しい。なので一人一人のお客様にはじっくり時間をかけて施術をしましょう!!」

そんな方針をミーティングで皆実践してました。

せっかく来たならゆっくりしてもらいたい。
筋の通った方針であると思います。


...ところがどっこい!これはサロン側の目線でお客側としては的外れなことな場合もあります。
サロン側が思っているほど「お客は暇じゃない」ってこと。
ゆっくりした時間を過ごしてもらう=時間がいる。ってことなので、スケジュールを組まないといけない。
男性は特にであるが、髪を切りたいなって思う時って瞬発的なんです。
スケジュール帳見て、前切ったのがいついつだからそろそろ髪切ろうなんて律儀な人は少数派。いつ切ったかさえ忘れているも多い←自分もこれ。
ふと髪を触った時とか、鏡を見た時に思い髪を切ろうと思うのです。
あと、暇になってやることないから切ろうと思う。←これは男性に結構いる!!

前切りに行ったとこが時間かかる所だったら切りに行くことがめんどくさいなーとか、時間がないから無理だーってなるので機会失客を作る原因となる。

これが短い時間で終われるってわかれば、仕事の昼休みの間に来るということもできてしまう。こうゆうのができるだけでも平日の集客が難しい時でもお客を呼べることもできる。

「早く終わって合間の時間を使えて通いやすい」

この印象があるだけでも様々なお客のライフスケジュールに合わせることができる。
時間がかかってめんどくさいイメージのパーマでも短時間で終わらせるのであれば、早く終わるだけの理由だけで選ばれる可能性は高くなるのだ。

現にうちはカットとパーマで1時間半以内で終わることができる。最短は1時間です。

持論ですが、僕らの仕事はステージ上の仕事ではなく、バックヤードの仕事です。
支度をする仕事。
髪を切って周りの人に見てもらい褒めてもらったり、相手に自分のイメージを持たせたりする。サロンを出てからが本当のステージなのです。
少しでも長く煌びやかなステージを見てもらいたいって気持ちは分からなくはないですが、はっきり言って店側の自己満で大して求められていません。
何度も言いますが、サロン側が思っているほど
「お客は暇じゃない」
大事なことなので、大きくしておきましたw

全部が全部当てはまる話ではないですが、冷静に自分の日常の環境の人の流れなどを観察してみるとふとわかることがあります。
例えば、電車とかは日常がよく現れていると思うので観察してみるといいですね。
周りに目線を配ることは大切だと思います!




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